GridDB Community Edition バージョン4.0

GridDB Community Editionがアップデートされました。バージョン4.0では、コンテナ名やクラスター名の文字の幅を広げるなど、実用的で便利な機能を提供しています。このリリースでは、ノードあたりの最大データサイズも増加しています。

多くのNoSQLデータベースでは、ノードあたりの最大データサイズは一般的に数TBです。このアップデートでは、GridDBはノードあたり50 TB程度の幅を持たせて格納できるようになりました。クラスタ内のノード数は一般的に冗長性と耐障害性を補うために使用されますが、これらのパラメータで十分であり、ストレージスペースのためにノードを増やすだけで不必要な複雑さが増します。このような状況では、ノードあたりのデータ容量が大きいほど大規模クラスタの管理に役立ちます。

バージョン4.0では、ノードごとに大容量を可能にすることに加えて、結果を照会するための「部分実行モード」も組み込まれています。簡単に言えば、この関数を使用すると、非常に大きなクエリ結果をより小さなチャンクに分割し、クエリ結果の送受信に使用されるバッファサイズが一定の範囲内に収まるようにすることができます。つまり、データベース管理者は、リソースの消耗を心配することなく、非常に大きなクエリを快適に実行できるようになります。

前述のように、コンテナ/クラスタの名前を付けるときに、特殊文字の使用が機能するようになりました。これらの文字にはハイフン ‘ – ‘、ドット ‘。’、スラッシュ ‘/’、等号 ‘=’があります。これにより、使い慣れたクラスタの名前を変更することがもはや懸念事項ではなくなり、他のNoSQLデータベースからの移行が容易になります。

また、未使用のデータブロックの割り当てを解放機能により、データベースファイル(チェックポイントファイル)の使用されていないブロック領域に対して、Linuxのファイルブロック割り当て解除処理を行い、データベースファイルのサイズ(実ディスク割当量)を縮小することができます。例えば、データを大量に削除した場合や今後データ更新の予定が無く、データベースを長期保存するような場合、あるいはデータ更新時にディスクフルになり、回避する暫定手段としてデータベースサイズ縮小が必要な場合に、この機能が利用できます。データが更新されるまで未使用のチェックポイントファイルが削除されるため、不要なディスクスペースが削減されます。

GridDB Community Editionは無料でオープンソースです。このアップデートは、今すぐダウンロードページからダウンロードするか、Githubに直接アクセスしてダウンロードできます。

このアップデートで導入されている機能の概要は以下のとおりです。

  • より少ないノード台数で柔軟に効率よく対応
  • 検索結果取得時の分割処理への対応
  • コンテナ名などの名前に使用できる文字の拡張
  • 未使用ブロックの割り当て解除によるデータベースファイルのサイズ縮小

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GridDBはGitHubから直接ダウンロードできます。https://github.com/griddb/griddb_nosql/releases/tag/v4.0.0

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