ChromeOSマシンへのGridDBのインストールと利用は、ChromebookにLinuxをセットアップすることで実現可能です。ChromeOS上でLinuxを利用できるデバイスの公式リストはありますが、基本的に2019年以降にリリースされたデバイスはすべてLinuxを追加できるはずです;もしあなたのデバイスが2019年以前のものであれば、ここに公式リストがあります: https://sites.google.com/a/chromium.org/dev/chromium-os/chrome-os-systems-supporting-linux
つまり、ChromebookでGridDBを利用するためには、Linuxを有効にして、他のLinuxマシンと同じ方法でGridDBをインストールする必要があるのです。
ChromeOS上のLinux
Linuxを有効にするには、chromebookの settings から、advanced セクション、developers へと進みます。「Linux development environment」というタイトルの設定が表示されるので、「turn on」を選択します。すると、画面上に簡単な説明が表示され、ChromeOSがすべてのインストールを行います。
再起動すると、DebianベースのLinuxコマンドラインにアクセスできるようになります(Ubuntuに似ています)。ここから、APTパッケージマネージャーを使用して、Linux環境にパッケージをインストールすることができるようになります。WSL経由でWindowsにGridDBをインストールすると同様に、ChromeOSマシン内に存在するLinuxのインスタンスは、仮想マシンに少し似ています。これはOS内で動作するコンテナであり、ChromeOS環境内からアクセスすることができます。
GridDBをインストールする
前述の通り、APTと呼ばれるパッケージマネージャにアクセスできるようになったので、ここにあるように、APTを通して直接GridDBをインストールすることができます: https://docs.griddb.net/ja/gettingstarted/using-apt/
$ sudo sh -c 'echo "deb https://www.griddb.net/apt griddb/5.1 multiverse" >> /etc/apt/sources.list.d/griddb.list'
$ wget -qO - https://www.griddb.net/apt/griddb.asc | sudo apt-key add -
そして次のコマンドを実行します。
$ sudo apt update
$ sudo apt install griddb-meta
GridDBのmetaパッケージは、GridDB、 GridDB C クライアント, GridDB CLI, そして GridDB JDBC Driverをインストールします!GridDBがインストールされたら、$ sudo systemctl start gridstore
で起動します。
結論
そして、これが本当に全てなのです。これで、現在稼働しているChromeOSの環境下で、GridDBを好きなように使うことができるようになりました。
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