Node.js Dockerコンテナイメージ
私たちは最近、Dockerに関するブログを公開し、その中でコンテナ化されたGridDBサーバーとGridDBアプリケーションについて紹介しました。そのブログ(およびビデオ)では、特定のプログラミング言語向けGridDBクライアントを内包したコンテナ型アプリケーションの使用について詳しく説明しました。
また、前回のブログで手始めに、GridDBサーバー、Pythonアプリケーション、およびJavaアプリケーションの公開Dockerイメージを作成しました。これらはすべてDocker Hubから入手できるようになっています。 そして今回、PythonアプリケーションおよびJavaアプリケーションに加えて、新たにNode.jsコンテナ型アプリケーションイメージを追加しました。 これにより、他のDockerイメージと同様に、非常に移植性の高いコンテナ型Node.js GridDBアプリケーションを実行することができるようになりました。
このブログでは、コンテナ化されたアプリケーションがお使いの環境で適切に機能することを確認し、新しく作成されたイメージの使用方法と独自のコードの挿入方法について簡単に説明します。
はじめに
まず、Node.jsイメージがどのように見えるかを見てみましょう。
FROM node:10 RUN wget https://github.com/griddb/c_client/releases/download/v4.3.0/griddb-c-client_4.3.0_amd64.deb RUN dpkg -i griddb-c-client_4.3.0_amd64.deb WORKDIR /opt/nodejs COPY package*.json ./ RUN npm install ENV LD_LIBRARY_PATH /usr/griddb_c_client-4.3.0/lib/ ADD blogSample.js /opt/nodejs CMD ["node", "/opt/nodejs/blogSample.js"]
GridDB Node.jsクライアントがnpm経由で利用できるようになったため、Dockerfileは非常にシンプルです。 ご覧のとおり、GridDB Node.jsクライアントの唯一の要件は、Node.jsのバージョン10を使用し、GridDB c_clientをインストールすることです。 インストールしたら、package.jsonファイルをコピーして、Node.jsクライアントを依存関係としてリストし、「npm install」を実行します。 blogSample.js以外の独自のNode.jsコードを実行したい場合、blogSample.jsファイルの代わりに独自のnodejsコードをコピーするようにしてください。
注意点:コンテナ化されたGridDBサーバーを実行している場合の接続方法はIPアドレスを指定する代わりに、次のようになります。
const factory = griddb.StoreFactory.getInstance(); const store = factory.getStore({ "notificationMember": "griddb-server:10001", "clusterName": "defaultCluster", "username": "admin", "password": "admin" });
通常のサーバーのみを実行している場合、接続情報は従来通り、IPアドレスを使用する方法で問題ありません。
実行する
実行の方法は通常のDockerコンテナと同じです。
[root@GridDB nodejs]$ docker build -t griddb-nodejs . Sending build context to Docker daemon 2.114MB Step 1/9 : FROM node:10 ---> d9b29c7fd8c0 Step 2/9 : RUN wget https://github.com/griddb/c_client/releases/download/v4.3.0/griddb-c-client_4.3.0_amd64.deb ---> Using cache ---> 6550ce141d57 Step 3/9 : RUN dpkg -i griddb-c-client_4.3.0_amd64.deb ---> Using cache ---> ba30fe035674 Step 4/9 : WORKDIR /opt/nodejs ---> Using cache ---> 1e18971d3670 Step 5/9 : COPY package*.json ./ ---> Using cache ---> 372cbda5a26c Step 6/9 : RUN npm install ---> Using cache ---> 996f7d0099c9 Step 7/9 : ENV LD_LIBRARY_PATH /usr/griddb_c_client-4.3.0/lib/ ---> Using cache ---> 3c35b0f512c8 Step 8/9 : ADD blogSample.js /opt/nodejs ---> Using cache ---> 254f4b957808 Step 9/9 : CMD ["node", "/opt/nodejs/blogSample.js"] ---> Using cache ---> 9184cfcd24dc Successfully built 9184cfcd24dc Successfully tagged griddb-nodejs:latest
そして、GridDBサーバーと共有されているDockerコンテナ・ネットワークのオプションを含めて実行します(コンテナ化されたバージョンではなく、ローカルのGridDBサーバーで実行している場合を除く)。
$ docker run --network griddb-net -t griddb-nodejs
基本的にはこれで完了ですが、最後に、前のブログで説明したコマンドをここでも紹介しておきます。 このコマンドは、コンテナ化されたGridDBサーバーのIPアドレスを表示しますが、アプリケーションの実行はスキップします。
$ CONT=`docker ps | grep griddb-server | awk '{ print $1 }'`; docker exec $CONT cat /etc/hosts | grep $CONT | awk '{ print $1 }'
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